概要

ReflexWorksとは、スケールアウト拡張が容易で
かつトランザクション処理が可能な分散KVS基盤です

企業(エンタープライズ)システムがクラウドなどの様々なインフラを利用することになっても、これまでと同じようにデータを普遍的に扱えることが重要です。 エンタープライズシステムにおいては、規模の変化に対応すること(スケーラビリティ)いつでもサービスを使えること(可用性)も大切ですが、不整合のない状態にすること(一貫性)も求められます。こういった要求に応えるべく開発されたのが「ReflexWorks(リフレックスワークス)」です。

『ReflexWorks』はBDB JE(Berkeley DB Java Edition)の分散KVS(キーバリュー型データストア)を採用しています。 ドキュメント指向であり、データを階層で管理でき、JSONやXMLやMessagePackといった様々な形式で登録・取得できます。 また、サーバに負荷をかけずにWebから帳票印刷を行える仕組みも提供します。

『ReflexWorks』はエンタープライズシステムをよりスケーラブルにしつつ、トランザクションの正確性を担保する分散KVS基盤であり、大規模かつミッションクリティカル性の求められる企業向けWebサービスの構築において大きな力を発揮します。

ReflexWorksならこんなことが実現できます

データの一貫性を保証 さらにスケーラビリティも両立

RDBや一般的な分散KVS製品を使う場合、スケーラブルにしながらトランザクションの正確性を担保することができないため、業務アプリケーションの構築は非常に難しいものになります。ReflexWorksはACIDトランザクションをサポートするBDB JEを複数のノードに分散配置するため、スケーラビリティを確保しつつデータの一貫性を保証します。さらにソートや絞り込みといった様々な検索が可能です。

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急激なアクセス増加にも低コストで柔軟に対応可能

アクセス増加に対応する場合、これまでは高価な高性能サーバに置き換えるか多大な費用をかけて分散化のための改修を行う必要がありました。 ReflexWorksは、トランザクション処理が可能なKVSであるBDB JEを採用しています。分散化によってスケーラビリティを確保でき、かつ高価なサーバを必要としないため、急激なアクセス増加にも低コストでシステム増強を行うことができます。

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高可用性システムの実現で障害があっても止まらない

ビジネスにおける機会損失の防止や顧客との信頼関係の維持など、様々な理由からシステムの可用性向上が求められており、システムの障害が発生してもサービスが止まらないことは重要です。ReflexWorksならバックグラウンドサービスで非同期にRDBと連携することにより、障害が発生したノードの影響を受けずにサービスを継続させることができます。また、障害復旧の際はRDBのデータを元に復元します。

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Web上で大量の帳票を印刷してもサーバに負荷をかけない

Webシステムにおいて大量の帳票を印刷したいというニーズが高まっていますが、大量の帳票生成処理はCPU負荷が高くメモリも多く消費します。ReflexWorksでは、クライアントから直接印刷するFlash PrintAPIと複数のサーバを使ってPDFを生成するReflex iTextの2つの方式を提供しています。これらを利用することでサーバに負荷をかけずに大量の帳票を印刷することができます。

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